カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の3件の記事

2019年12月15日 (日)

時計コーナーの電波時計たち

先日、ショッピングモールの時計コーナーへ行って気付いたのですが、そこに陳列されている電波時計が全て同じ時刻を指していました。電波時計だから当たり前? いや、標準電波送信所の電波がショッピングモールの中まで届くとは思えません。まさか、1個1個時刻を合わせた訳でもないでしょう。不思議に思って店員に尋ねたら、館内で電波を発信しているとのことでした。

電波時計

そこで、調べてみたら、有りました。

これらは、インターネット経由で NTP(Network Time Protocol) サーバーから時刻を取得し、それを電波時計のフォーマットで送信する機器です。

また、次の所にも面白い記事が載っていました。

ところで、気掛かりなことが有るのですが、これらの機器を一般家庭で使う場合、機器から発信される電波と標準電波送信所から送信される電波が混信することはないのでしょうか? それとも、時計が良きに計らってくれるのでしょうか? 姑息な対応としては、使用する周波数を(最寄りの)標準電波送信所からの周波数とは違うものに設定することで混信を避けることは出来るでしょう。

インターネット経由という点に関しても気になることが有ります。時計を合わせるためにはリアルタイム性が必要でしょうが、インターネットはリアルタイム性を保証していないと思います。インターネットは経路が固定されていないので、サーバー・ユーザー間の遅延はアクセス毎に異なる可能性が有ります。また、インターネットではデータを紛失することも有るでしょう。そんなインターネットがリアルタイムである訳がありません。私の知識は古いのでしょうか? ただし、現実には、素朴に時刻を知るという要求を満たす程度の応答速度ならば問題無いでしょうが。

2019年11月 3日 (日)

昔読んでいた本をちょっと読み返してみた

ファインマン図の内線について調べたくて久し振りに「場の量子論」(中西襄)を開いてみました。最初の章は、この本を読むのに必要な予備知識を簡単に解説したもので、今回の目的からは逸れるのですが、パラパラと捲っているうちに結局その章を読み入ってしまいました。その章で解説されている項目は次のようになっています。

  1. 解析関数
  2. ベクトル空間
  3. 特殊相対論
  4. 量子力学
  5. 素粒子論

この章を読んだからと言ってこれらの予備知識が賄えるというものではありません。この章は場の量子論をやるにはこれらが必要だということの紹介であり、その内容は別途勉強しなければならないと考えるのが正しいでしょう。

当時この章を読んだ時は気にも留めなかったことで、今回目を引いた記述が2,3有りました。

1つ目は素粒子の寿命です。当時は、そういう定量的なものには興味が無く心の中でスルーしていましたが、今回は「へ~、10 の何乗か」「こっちはもっと小さいのか」と一々目を止めていました。

2つ目は、陽子や中性子などを素粒子と言ってることです。現在の素粒子論では陽子や中性子を素粒子とは考えていませんが、この本の執筆時は素粒子だったようです。因みにこの本は 1975 年の発行です。この他にも、ゲージ粒子は光子(および重力子)のみで、ウィークボソンには触れられていません。クォークも半信半疑といった記述です。

そして3っつ目は、ニュートリノの質量を「0であると信じられている」と言っていることです。勿論、ニュートリノに質量が有ることが判ったのは、この本よりもずっと後のことではありますが、0であると信じられていたというのは少々ショックです。ゲージ粒子の質量が0なのは分かりますが、質量0の物質(ハドロンやレプトン)が有ると考えるのはセンスが無いように思います。理論を構成する上で、ニュートリノの質量を0とした方が容易なので、とりあえずそうして様子を見るのは良いのですが、「本当は0じゃないんだろうな」と思ってほしいところです。

当初の目的であるファインマン図の内線絡みの勉強はあまり十分と言えず、その話題についてすぐにブログには出来ないので、このような駄文でお茶を濁してみました。

2019年6月30日 (日)

理学書が無い!

6月に転勤によって5年半ぶりに元の事業所に戻りました。引っ越し後の手続きに出かけた際に、以前ちょくちょく行っていた本屋に行って愕然としました。理学書が無くなっているのです。その店は特にに大きな本屋というわけではありませんが、5年半前は物理、数学の専門書も少しは有り、理学の一般向け読み物や雑誌も置いていました。それが今は無くなっているのです。PC・プログラミングに関する本も(無くなってはいませんが)少なくなったような気がします。

出版業界の規模が縮小してるというのも有るでしょうが、通信販売の影響も小さくないでしょう。本の流通が Amazon などに集中するのは好ましくないのですが、避けられないのでしょうか。もう、町の本屋で本を買うことは無いかも知れません。