« 数式表示 MathJax -6- | トップページ | キャロム用 FlatTable 公開 »

2012年8月 2日 (木)

Stop and Go

先の記事「減速倍率」で、減速倍率が0というのは特別な意味を表すが、それについては後で述べるということになっていました。ここでその説明をします。

その記事にも有るように、減速倍率とはラシャの抵抗による球の減速を部分的に変更する機能です。ラシャの抵抗による減速の既定値を accel, 減速倍率を decel と置くと、経路中で減速倍率の設定された区間の減速量 eAccel

    eAccel = accel * decel
となります。

したがって、減速倍率が0ならば、 eAccel も0となるべきなのですが、それは意味が有りません。そこで FlatTable では、減速倍率0に対して特別な意味を持たせることにしました。その特別な意味とは、「減速倍率が0の時は、その位置で球の運動を一時停止させる」というものです。これによって、下図のようなアニメーションを実行することが可能となります。

1ページ目が、手球のゴーストの1つ(基礎球より少し上にズレた位置に有るゴースト)に減速倍率0を設定したものです。[ Anim ]⇒[ Single ]でアニメーションさせてみて下さい。手球は3番に当たった後、少し戻って停止します。この位置が、減速倍率0を設定したゴーストの位置です。その停止した手球に、バンクで戻って来た3番が当たって、手球は再び動き出します。

減速倍率0を設定していないのが2ページ目(画像左上の▲をクリック)です。これをアニメーションさせると、手球は途中停止せずに最後まで動き続け、バンクから戻って来た3番も手球にキスせずに進路だけ変更して行きます。

この機能のお蔭で、アニメーションの表現力が豊かになりました。因みに、近い内に公開予定のキャロム用 FlatTable では、ボークライン(カードル)をアニメーションさせる時、必須の機能となるでしょう。

« 数式表示 MathJax -6- | トップページ | キャロム用 FlatTable 公開 »

ビリヤードの配置図ソフト」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/584699/55334594

この記事へのトラックバック一覧です: Stop and Go:

« 数式表示 MathJax -6- | トップページ | キャロム用 FlatTable 公開 »